ODAが、ITCとの最近の協力関係についてプレスリリースを行いました。
http://www.opendesign.com/node/521
アリゾナ州フェニックス, オレゴン州ポートランド, 2010年 3月15日: きたる ODAワールドカンファレンス 2010 にて、IntelliCAD技術コンソーシアム(ITC)が ODAプラットフォームをコアとして取込んだ新しい IntelliCAD7のプレゼンテーションをします。Open Design Alliance (ODA) は、この発表を大変嬉しく思います。カンファレンスでは、ITC開発マネージャ David Lorenzo によって 「IntelliCAD: An Open Source CAD Engine and Vertical Solutions Platform」 というタイトルでプレゼンテーションが行われる予定です。
ODA と ITC は、両者共に、コア技術とソースコードをそれぞれの組織のメンバーへ届ける独立した非営利組織です。この関係で、ODAはODAプラットホームをメンバーへ届け、ITCのようなODAメンバーが、技術系グラフィックス分野向けアプリケーションを作成することが可能となっています。
ITCは、ODAテクノロジーをIntelliCAD (エンジニア、デザイナーなどへ製品を届ける多くの会社によって使われているDWG互換CADプラットホーム) に取込んでいます。IntelliCAD 7 の新らしいアーキテクチャは、ODA プラットホームの性能、プログラミング機能の利点(アドバンテージ)をフルに使えるよう設計されています。全てのODAメンバーのうち、ごく少数のメンバーだけが ODAプラットホームの利点をフルに使って、完全なCADを開発しています。
ODA会長 Arnold van der Weide は、「ODAは、特にODAフラットホームのフル機能を使っているメンバーと有力な関係を作っています。コア技術の提供者として、ODAはエンドユーザーと直接コンタクトする機会がありませんので、エンドユーザーの要求をより良く理解するために、私達は我々のメンバーを協力しています。我々は学術機関になる余裕はありません。ITCの高品質な技術への献身は、ITCの絶え間ないソースコードの提供と、両者の開発/経営陣チーム間の密接な関係を通して、ODAプラットホームの前進を助けています」と述べています。
ITC会長 Robert McGill は、「ODAプラットホームの全てを IntelliCAD 7 へ取込む決断は、ITCにとっては非常に重要な戦略であり、ODAの開発チームと我々の開発チームが密接な関係を作ることが可能な唯一の手段でした。ODAは、その過去の栄冠にすがることなく、積極的にODAプラットホーム技術の発展を推し進めています。我々は、IntelliCADの成功に向け、長期的に大いなる貢献者としてODAフラットホームを支援し続けるでしょう」と述べています。
これに対し、ODA会長 Arnold van der Weide は、「IntelliCAD 7 Beta のリリースは、ITC と ODA そして ODAプラットホームの成果です。私達は、ITCが IntelliCADプロダクトを完成させ、より良いものにするために、ITCとの継続的な協力関係を楽しみにしています」と加えました。
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