「IntelliCADのARX対応は?」というご質問に対して…
これまで、「いずれは…」いう曖昧な回答を繰り返しておりました (実際、いずれ対応することになるだろうと思っておりました) が… 最近になって、いろいろな判断材料が整ってきました。
「IntelliCADのARX対応は?」というご質問に対して…
これまで、「いずれは…」いう曖昧な回答を繰り返しておりました (実際、いずれ対応することになるだろうと思っておりました) が… 最近になって、いろいろな判断材料が整ってきました。
今年も出展しております… (初日開場前の風景)
IntelliCAD→ IJCAD ブランドへのシフトとともに、IntelliJapan社の運営母体を、Ebatech→ SystemMetrix 社 へとシフトしてきました。個人的には、嬉しくもあり… 寂しくもあり… という所ですが、毎年、このような立派なブースを構えることが出来、皆様に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます。
ODA カンファレンスに参加しています…
今日は、今回の大きな参加目的の1つであった、Deelip氏との対談が出来ました。
彼が書いたDWGdirect を使ったアプリケーションの作成方法を説明した本 -OpenCAD – は、まさに私自身が書くつもりで、準備を進めていたものでした。
彼に、先を越されてしまったわけですが… 彼の本がリリースされたとしても「日本語の解説本は皆無」という状況は、なんら変わりません。
今日、お話を伺ったところでは、OpenCADは、Wikiを使って、オンラインコンテンツとして、協力者とともにDWGdirectの利用方法を紹介していきたいとのこと… これも正に、私がこのサイトで考えていた事… まるで考えていた事が同じだったので、すっかりと意気投合してしまいました。
「OpenCAD 日本語に訳して良い?」という提案も快く承諾して頂けました。
OpenDWG / Open Design World Conference 2009
http://www.opendwg.org/node/305
ODAが一般参加者向けに開催する初めてのセミナーで、2009年 4月27 ~ 4月29 オランダにて開催されます。
実は… 以前、この場所(Holiday Inn Leiden )に行ったことがあります。 というのは、ODAの現Presidentである Arnold van der Weide(オランダ在住) は、私がVice-Presidentを務めている ITC (IntelliCAD Technology Consortium) の元Presidentです。同氏が同じ場所で4年前(2005年)に IntelliCAD World Meetingを開催し、それに私も参加したからです。
Arnold氏とは、ITC時代に何度も会ったことがあります。当時の Skypeアカウントは今でも有効なようで… 今でも、私のコンタクトリストに含まれています。
今回のこのカンファレンスには、ITC会員も多く集まります。 ITC本部もそうですが… ITC会員企業である SolidWorks, Bricsys, ZWCAD, Carlson Software などは、ODAの理事でもあるからです。ODAとITCは、共に起源は同じVisio社なので、今でもラップする部分は多いです。
これまで、私自身は、ODAとの関わりはIntelliCADを通して… ということでしたので、今回、ITC会員以外の方達がODAに対してどのような関心を持っているのか?というのは、とても興味ある所です。
本家サイトの「OpenDWG History」ページを翻訳しました
> http://www.ebatech.jp/open-design-alliance/about-oda/opendwg-history/
日本におけるCAD市場は、他の英語圏の国と比べると、少し特殊だったかと思います。ここ数年、日本においてもAutoCAD-DWGフォーマットが、デファクトスタンダートとなりつつありますが、海外におけるAutoCADシェアとは比較になりません。
日本では、 翻訳されていない英語バージョンのソフトウェアが受け入れられることはまずありません。また、日本における独自の設計基準などが、海外製CAD製品にとっては、大きな障壁となっているようです。
DXFファイルは、Autodesk社の思惑通りに、国内においても「CAD標準交換フォーマット」として受け入れられ、ほとんどのCADが採用していましたが、オープンなテキスト形式であったため、入出力機能をプログラムするのに、特別なライブラリは必要とされませんでした。ですが、DXFのファイル仕様が良く理解されないまま作成されたデータも少なくなく、「DXFよる交換はデータが化ける」というのが、一般的な認識となってしまったように思います。
私の記憶では… 国内において、DWGファイルの構造を初めてオープンな情報として提示したのは、(有)ページワン だったと思います< 1997年頃。
ODA設立によって登場したOpenDWG Toolkit (通称 ODT) は、Internet 普及期とも重なり、国内においても、バイナリ形式であるDWGなら大丈夫だろう!という、ある意味安易な理由から、国産のほとんどのCADベンダーが ODT を使って、DWGファイルの読み書きをサポートするようになりました。
本家サイトの「About the ODA」ページを翻訳しました
> http://www.ebatech.jp/open-design-alliance/about-oda/
Visioは、当初、フローチャートを描くことを目的としたソフトでしたが、機能を加える従い、建築平面図など簡単な図面をカバーできるようなソフトウェアに成長しつつありました> 配管図など接続情報を持った図面は、Visioを使うととても便利です。
当時、Autodesk社はDesign系ソフトウェアの分野で No.1になろうと、「設計者が必要とするSoftwareはすべて提供する」と宣言し、AutoCADだけの会社ではないことをアピールしていましたので、面白くありません。そこで、Visioと、ほぼ同等な機能を備えた対抗製品(Actrix)を発表します。
これようなAutodesk社の動きに対して、Visio社がAutoCADの牙城を崩そうと狙ってプロデュースしたのがIntelliCADです。 「IntelliCAD」は、Visioが1から行ったものではなく、Boomeran Technology社が開発していたAutoCAD互換インターフェイスを持ったソフトウェア(Phenix)と、MarComp社が開発していたDWGファイルを読み書きするライブラリ(Autodirect→のちの OpenDWG Toolkit)を買収することで実現できた製品でした。
Visio社による、ODAの設立は、流通しているCAD図面フォーマット(DWG/DXF)がAutodesk社独自のものであるという状況に対して、疑問を投げかけたものだったと言えると思います。
Autodesk製品を使わなければ図面を作成&編集&印刷できない… という状況は、よろしくないのでは? もっと様々なソフトによって DWG/DXFファイルを扱えるても良いのでは?
これは、すなわち、本サイト設立の背景(目的)でもあります…
DWGdirect Fun?
本サイトでは、Open Design Alliance によって提供される、DWGdirect についての話題を扱います。DWGdirectは、とてもパワフルで有用なクラスライブラリなのですが、日本語に関する情報がほとんどありませんので、発信起点となれば… と思います。
本年も、よろしくお願いいたします。
噂されて、久しい… IntelliCAD の次期バージョン V7
市場には、既に V8 とか、2008 という、IntelliCAD派生製品が出回っている状況で、本部 ITC からは、いつ出てくるのか?