iPhone / iPad 向け3次元モデルビューア「 iRhino 3D」を見て、これを土木に活用できないか?と考えておりました。
iRhino 3D は、Rhinoceros という 3D-CAD のデータ形式(3DM)用のビューアなので、建設業には馴染みが少ないと思います。
Rhinoceros は、3次元自由曲面(サーフェス)を扱うのが得意な 3D-CADで、主に曲面が多様される工業製品のデザインに利用されています。
ですが… これ(3次元自由曲面)は、土木分野における3次元モデル作成においては、必須となる「地形」のモデリングに好都合なのではないかと…
測量会社さんより、ゴルフ場の測量図とTS観測点の座標データ(CSV)を頂き、Rhinocerosでモデリングしてみました。
手順
- 測量図 – 平面 ( 2D – DXF) をRhinoへ取り込む。
- 観測点(点名, X,Y,Z)が納められたテキストデータを Rhinoへ点群として取り込む>平面図とX,Y座標を合わせる。
- 平面図を参考にしながら、取り込んだ点群をスナップ>トレースして境界曲線を作成する。
- 作成した境界曲線に面を貼る(グリーン面, FW面などの面発生の際には、独立した観測点も含める)。
- それっぽくなるようにマテリアルを割り当てる。
- 完成した 3DM ファイルを iPhone へ転送。
3Dモデルを取り込んでますから、iPhoneのタップ&ピンチ操作によって、拡大したり、グルグルと回してみる事が出来ます。
今回は、試行錯誤しながらのモデリングでしたので半日ほど掛かってしまいましたが… 慣れれば、1ホール1時間もあればモデリングできそうな感じです。
ご興味があれば、ご連絡下さい。
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