API に著作権は無い

2013年1月18日

Oracle対Googleの裁判 – Oracle社 が Google社に対し、Android での Java の使用が著作権の侵害にあたると抗争> 結果、「API に著作権は無い」という判決が下されたとのこと。

AutoCAD互換CADの話ですが… これについて、非常に興味深い話を聞きました。 AutoCAD には、様々な API が存在し、互換CAD製品は、同じようなAPIを提供しています。

ObjectARXは、そのクラス構造が、AutoCAD そのものであるため、「あれは真似したらヤバいよね」 とされてきましたが、この判決結果(API に著作権は無い)によって、「真似しても問題ない」という考えが主流になりそうなのだ。

私自身、これまで、「ARXで作成したプログラム資産を使い続けたいのであれば、AutoCADを使い続けるしかないのでは?」と主張をしてきましたが、その考えは改めようと思います。

IJCAD 2013

2013年1月12日

インテリジャパンを離れ1年が経ちました。 私が在職中も 国内でのCAD開発に限界を感じ、海外のリソースの有効活用に奔走したものでした。

IJCAD 2013 – 新しいラインアップとして、GStarCAD (中国)を採用!

GStarCADは、とてもAutoCADに良く似せて作られていますから、AutoCADを使っている人には、とてもとっつきやすいと思います。

もともと GStarCADは、一部のマニアの間では、「AutoCADクローン」 として有名でしたが、日本では、販売網が弱く、ほとんど知られていなかったと思います。

「AutoCADクローン」 = AutoCAD図面(DWG) ファイルの読み書きに留まらず、画面まわり、操作性なども、ほとんど AtuoCADと同じ。

この分野においては、やはり中国製には敵いません。 日本国内においては、同じ中国製のライバル ZWCAD がシェアを持っておりましたので、GStarCAD としては、インテリジャパンと提携することで、日本市場でのシェア拡大を狙ったと思われます。

土木 と 3D (三次元設計)

2012年5月18日

土木と3Dについて… 20年前に研究してた頃、「こんなことができたらなぁ~」と思っていたことが、昨今のハードウェアとソフトウェアの進化によって、ほとんど実現されてきているように思います = ツールは揃った!?

ここ最近、何度か、Autodesk 社の Civil 3D 等のデモを見る機会があって… 彼らは、それをとても簡単にやってみせるのですが… 本当に簡単なのか?(そうは思えない)

セミナーが終わった後に聞いてみた。

「実際、製品を買ったお客様が、それを使いこなせるようになるには、どれくらいの訓練が必要だと思います?」

「私たちは、簡単にできるように見せることが仕事ですから…」

機械設計分野において、3D CADが普及しはじめた頃にも、同じようなことがあったように記憶しています。ここ(「良いツール」と「どう使ってよいか分からないお客様」)のギャップを埋める必要性を感じます。

とにかく、お客様に、使って頂けなければ、進化もしない… まずは、使ってもらうことが重要… という点では、彼らの言い分も分からなくもない。時流的には、今なんでしょうね。

ただ… BIM(CIM)関連のセミナーを聞きに行くと、2D図面はダメ!的な主張を展開する講師の先生が居るのですが… それは、ちょっと違うと思います。

Chrome – Google アカウント 切替え

2012年2月13日

新しい Chrome が無茶便利!

メールに、ブラウザベースの GMail を使うようになって久しいが… 会社用のアカウントと個人用のアカウントを持っている場合、ブラウザ – Cookie –  に保持できるアカウントが1つなので、ログイン<>ログアウトでアカウントを切り替えるのが面倒でした。

そこで、私の場合、PCに複数のブラウザをインストールすることで対応 (Chrome = 会社用アカウント, Firefox = 個人用アカウント)していたのですが… Chrome に慣れると、他のブラウザが遅くって…

こんな不満に対応するべく、Googleさんが良い仕事をしてくれました。

これ、無茶便利! アカウントを複数登録すると左上のアイコンで選択できるようになり、別アカウントでログインした状態の別ウインドウが開く。

IJCAD 8 リリース !!

2012年1月25日

次世代 IntelliCAD の登場です。

https://www.intelli.jp/node/104

ここから、新たな歴史が始まる… これはスタート地点。

このリリースにおける最初の目標は「従来のIntelliCADと同等に動作する事」でした… この単純にして、当たり前とも言える目標がクリアできず… とても長い時間を費やしました。

  • コマンドが従来と同じ動作にならない…
  • パフォーマンス(画面描画性能)がでない…

書き直さないほうが良いのか?挫折の繰り返し… 私としては、とても感慨深い。
ようやくここまで辿り着けた…

皆様には「何が変わったの?」と思われるのかもしれません… 他の競合製品と比べると、見劣りしてしまうのも事実です。 コンソーシアム(非営利な共同体)によって、なかば、研究目的として共同開発が行われているという 特殊性 を考えますと、自分達の手で完全に作り変えられたソースコードが、「以前のIntelliCADと同等に動作する」 事に、とても大きな意味があると思っています。

過去の遺物に別れを告げ、ここから新たな歴史が始まるといって良いでしょう…

コンソーシアム設立時に、Visio(現 Microsoft)社より引き継いだソースコードは、「こっち直すと、あっちに飛び火…」と、なんともメンテナンスが困難な状態でした。

書き直そう!という声は、コンソーシアム設立当初からあり、それを単独企業で行い、IntelliCAD から離れていったのが、BricsCAD、ZwCAD、GStarCADなど…

そのような経緯から、メンバー企業間の対立もあり、何度か、コンソーシアム存続の危機もありましたが、「オープンな共同体!IntelliCADプロジェクトを無くしてはいけない!」という熱意を持った人達の尽力によって支えられてきました。

現時点では、コンソーシアム本部には、まだ、沢山の不具合レポートが積まれています。 開発者達は、誰も満足をしていないのですが… 「一定の基準には達している」 と判断。そして、本日、インテリジャパンは、「IJCAD 8」としてリリースする事ができました。

ソースを全て書き直したことによる最大の効能は、メンテナンスがとても容易になったこと… リリースに向け、この数ヶ月は毎月100件以上の不具合修正をこなしています。

コンソーシアムに適切な不具合をレポートすれば、その事象に対応できる最適なプログラマがアサインされます… 海外には, 若くて頭の良いプログラマが沢山居ます。 私の、これまでの活動において、この仕組みを作ることが出来た事が一番の成果だと思っています。

「現象を再現できれば、確実に直る…」

優先順序は、メンバーの総意で決められるため、私達の意向が必ずしも最優先で対応されるとは言えませんが、この 「確実に直る」という 安心感は大きい…

加えて、コンソーシアムでは、過去の反省から「ソースコードの分岐を許さない」規則を、この次世代IntelliCADより 適用します。この規則制定においても、コンソーシアムは、多大な労力を費やしました。

期待できる効果として、メンバー企業が作成する IntelliCADベースのプロダクトの基本性能 / 品質レベルが均一化されます。今後は、メンバー企業による運用サポート、特殊用途向けのカスタマイズプログラムなどが重要視されるようになると思います。

永きにわたり、この次世代IntelliCAD への道筋を作ることを任として活動してまいりましたが、このリリースをもって1つの役目を終えることが出来たと感じています… この次世代 IntelliCAD が、3年後、5年後… どのようになっているのか? とても楽しみです。

直った…

2012年1月24日

このブログ… サーバー引っ越すの何回目だろ?
毎回、.htaccess をコピーし忘れはまる。

ITC IntelliCAD 7 リリースを発表!

2011年6月15日

長い年月を費やし, ITC がついに 新バージョン (IntelliCAD 7) のリリースをアナウンス!

IntelliCAD Technology Consortium Announces Release of IntelliCAD® 7

インテリジャパンによる日本語版のアナウンスは、少し先になりますが、遅くとも年内には、この新しいプラットホームをベースとした製品をリリースします。

どれほど、この日を待ちわびたことか…

ある程度、日本語版の配布準備が整いましたら、先行してモニター利用者を募集するつもりです。今しばらくお待ち下さい。

ブログ右横によく見かける「Follow me」バッチの作り方…

2011年5月6日

あれ、どうやって付けるんだろ?と思ってました。

簡単…

http://www.go2web20.net/twitterFollowBadge/

go2web20

Subversion サーバー移転

2011年5月4日

Windows Server で稼動している Subversion のリポジトリを Linux Server へ移転できるのか?

作業コピーではなく… リポジトリまるごと (リビジョン履歴を保持したまま) です。

リポジトリ
 ├ conf
 ├ dav
 ├ db
 ├ hooks
 └ locks

これを丸ごとアーカイブ (.zip) して、Linux へ転送> unzip するだけでOKでした。

Open Design Alliance – 日本企業リスト

2011年2月18日

ODA – Open Design Alliance に参加する日本の企業…

http://www.opendesign.com/member_list

このリストは、ODAスタッフがマメにメンテしているので、少なくとも1年以内に $1,500 (約14万円) 以上の会費を納めている会社ということになります。(Associate Member は, 掲載されません)

2011年2月 現在 –  ドメイン名 .jp の会社をピックアップしてみました。